- 利根川水系/湯西川川/栃木県
- 形式:重力式コンクリートダム
- 堤高:119m
- 堤頂長:320m
- ダム湖名:未定
- 用途:洪水調節/河川維持・不特定用水/かんがい用水/上水道用水/工業用水
- 着工1982年/竣工2010年予定?
6/20~6/21に湯西川ダムは試験湛水によるサーチャージ水位を迎えました!!
(試験湛水は、ダムを満水にして異常が無いか試験をする事)
ダムを作る時には必ず行う試験で、通常は100年に1度や200年に1度の洪水の時にしか使われない「非常用洪水吐」からの放流を行います。非常用洪水吐から放流するような事態では、道路が寸断されていたり雨量による交通規制が入ったり土砂崩れの危険等もあるので、まず放流を見る事なんて出来ません。
試験放流?見に行くしか無いじゃないか・・・!!
湯西川ダム管理支所 |
というわけで、行ってきた。
放流警告表示装置 |
道の駅湯西川前を通ると、放流警告表示装置に湯西川ダムの文字が!!
でも、この時は、まだダム自体を見ることが出来るのか分かっていませんでした。事前情報で一般の方には公開していないという話は聞いていたので・・・。
でもね、どうしても見たかったんですよ。だからね、「行かなきゃ見られる確率は0のままだ!とにかく現地に行くしかないんだ!!」と思い、来ちゃいました。
管理所前の様子 |
道の駅湯西川を通過すると既に付け替え道路になっていました。実を言うと、管理所の場所も知りませんでした。
付け替え道路になる前に来たことがあって、堤体の場所は分かっていましたので「きっと付け替え道路走っていれば管理所あるだろー!」と割とテキトーに来ていたり。
付け替え道路を走っていると、ダムはさっぱり見えないけれど右側に目新しい建物が!!
あれかな?あれだよな・・・?と徐行していたら管理所の看板発見。ずいっと入ります。
工事まっただ中。
こりゃホントに見学させて貰えるか怪しいかも。と内心ビクビク。
国土交通省 湯西川ダム管理支所 |
駐車場は空いていたので、適当に止める。うーん、立派な管理所だ。が、どこかシンプルな様子。ちょっと違和感。まだ、色々工事終わってないし、これからなのかな?と思いつつ管理所内へ!
さて、見せて貰えるのか?ドキドキしながらインターホンを押す。ピンポーン。
僕「おはようございます!ダムマイスターの星野という者ですが、ダムの見学をさせて頂けないでしょうか」
インターホンの声「おはようございます。そちらに行きますのでお待ちください。」
ん?わざわざ下来るのか・・・?管理所の人が来て・・・
管理所の人「おはようございます。アレあります?」と手で四角く枠のような・・・。
ダムマイスター証明書か!
というわけで見せる。
管理所の人「ありがとうございます。ご案内致します。」
名刺交換をさせて頂くと、なんと管理支所長様でした。びっくり。
公開云々について話を聞くと、やはり一般の人には解放・案内はしていないとの事。
上に貼った写真の通り、まだまだ工事中で重機も敷地内を動いているので危険。万が一事故でもあったら大変なので、公開出来なかったそう。特別にダムマイスターには公開しているんだとか。
湯西川ダム 天端 |
さっそく案内されて天端へ。まだ色々なものが残ってるし、重機も動いてて危険。これは確かに公開は出来ないよなぁ。
試験湛水(試験放流)は、ダム建設の大きな山場で盛大な放流が見られる数少ないチャンス。いや、完成後は出来れば見る機会は無い方が良いモノだから、唯一のチャンスと言うべきかな。
出来れば多くの人に見てもらいたいので、少々残念。
出来れば多くの人に見てもらいたいので、少々残念。
いや、その思いは管理所の方々も同じか。
EV棟 |
試験放流を直下から見られるなんて。今日来て良かったなぁ。なんて既に感動。
書きたい事がたくさんあるので、その2へ続く!!