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2012/08/19

ちょいと安房中央ダムへ行ってきた。

  • 丸山川水系/丸山川/千葉県
  • 形式:アースダム
  • 堤高:32m
  • 堤頂長:110m
  • ダム湖名:丸山湖
  • 用途:かんがい用水
  • 竣工:1972年

この安房中央ダムは、安房中央地区へかんがい用水を供給しているダム。
半島や島は、大きな河川も山も無くて、雨が降ってもすぐに海へ流下してしまって水の確保が大変。
房総半島の内陸も例外ではなくて、そのせいでかんがい用の溜池やアースダムがたくさんあります。

安房中央ダム
安房中央ダムの直下より。ダム湖内からにょきっと出てるクレーンのブームが見える。
2011年12月に行ってきた安房中央ダム。表面の草は枯れ、大分茶色くなっていました。
しかも工事中で天端には入れず・・・。がっくし。

 
直下から眺めて、上流側からダムが見えないかな?と、右岸側を上ってダム湖側へ出てみると・・・

あれ?水が無い!

工事のために水を抜いているのかな?
それにしても流木とか多い。

ダム湖にかかる橋
ダム湖にかかる「犬切橋」
そのまま上流側へ狭い道を進むと、ダム湖を渡る事に。小さい橋を越えて、トンネルを越えて、大きめの橋を越える。




うん、狭い。凄く狭い。

車のサイドミラーを畳まないと通れないくらいには狭い。しかし、そこは数々のダム巡りで鍛えられた車幅感覚のお陰で余裕の通過。
内心結構ビクビクしてた。

橋は綺麗だし、タイヤの後もあるし、普段から地元の人に使われているんだろうな。

上流側も当然水は無い。
こうして見ると、川の水量はホントにちょっとしか無いんだな。

昭和27年頃、地元有志で新しくダムを造り用水を確保しようとする気運が高まり

とあるように、昔から水に悩まされて、少ない水を有効に使うための作られたアースダムなんだと実感する。



今回訪問した際に工事していたのは、設備の老朽化のためにH18年度から本格的な改修工事に着手、冬場のかんがい用水をあまり必要としない時期に、ダムの水を抜いて工事をしているそうな。

安房中央土地改良区のWEBサイトに、沿革など詳しい事が書いてありました。