- 阿賀野川水系/黒谷川/福島県
- 形式:ゴム堰
- 用途:発電
- 堤高:6m
阿賀野川沿いの電源開発の発電用ダムを見に行った時の話。
只見ダム横にある「J-POWER 只見展示館」へ寄り、ダムや発電所について書かれたパンフレットを見ていたら近所(?)にゴム堰があると書いてある!!
しかも、ゴム堰では世界最大とか!!
これは見たい。
というわけで、只見展示館の受付のお姉さんに詳しく話を聞いてみる。
「道はどうなっているか分かりません。落石も倒木も多いとか・・・」
「職員は、夏場はランドクルーザーやジムニーとかで管理所まで行く。冬場は通れないのでヘリで行く。」
聞くだけでハードルが相当高そう。雨も降っている。
どうしよう?とりあえず近くまで行ってみて判断しようかな・・・?
黒谷取水堰への林道入口に入ってすぐに洗い越しの登場。山からは霧が下りてくる。
道幅はかなり狭くて当然ガードレールも無い。
盛大に崩れている場所もあり修復中。
これ、行けるのかな?
トヨタ アイシスで行けるのかな?大丈夫かな?Uターン出来るのかな?
怖いなーどうしようかなー。雨止まないしなー。
でも、見たいから行くか!!
というわけで、R289から約15km。砂利道林道をゆっくりゆっくり進んで・・・到着。
急に開けて、草の陰から見えた!
世界最大のゴム堰は、沢山の霧と水を蓄えてましたよ。
右に見える建屋は管理所です。ゴム堰の大きさがよく分かる。大きい。
撮影中に雨が止み、徐々に霧が晴れていく。霧がゴム堰を超えてゆっくりと下流へ流れていくのがよく分かる。
裏側に回りこんでみると、みちみちに水が溜まっている様子がよく分かる。
ゴム堰のアップ。空気で膨らませて水を堰き止めている。
ダムや堰といえば、コンクリートやロックフィルやアースのような土砂というイメージが強かっただけに、初めて見る世界最大のゴム堰は大きな衝撃。
帰り際に大分霧が晴れたので一枚。
※トヨタ アイシスというよくある一般的な車で行っていますが、道のりはかなり厳しいです。携帯の電波も通じませんので、アクシデントがあったらかなりまずい状況になると思います。訪問の際は自己責任でどうぞ。