2011/08/31

ちょいと黒谷取水堰へ行ってきた。

  • 阿賀野川水系/黒谷川/福島県
  • 形式:ゴム堰
  • 用途:発電
  • 堤高:6m
阿賀野川沿いの電源開発の発電用ダムを見に行った時の話。
只見ダム横にある「J-POWER 只見展示館」へ寄り、ダムや発電所について書かれたパンフレットを見ていたら近所(?)にゴム堰があると書いてある!!

しかも、ゴム堰では世界最大とか!!

これは見たい。
というわけで、只見展示館の受付のお姉さんに詳しく話を聞いてみる。
「道はどうなっているか分かりません。落石も倒木も多いとか・・・」
「職員は、夏場はランドクルーザーやジムニーとかで管理所まで行く。冬場は通れないのでヘリで行く。」

聞くだけでハードルが相当高そう。雨も降っている。
どうしよう?とりあえず近くまで行ってみて判断しようかな・・・?

黒谷取水堰への林道入口に入ってすぐに洗い越しの登場。山からは霧が下りてくる。

AL9I9390_EOS-1D Mark IV




道幅はかなり狭くて当然ガードレールも無い。

AL9I9386_EOS-1D Mark IV


盛大に崩れている場所もあり修復中。
これ、行けるのかな?
トヨタ アイシスで行けるのかな?大丈夫かな?Uターン出来るのかな?
怖いなーどうしようかなー。雨止まないしなー。

でも、見たいから行くか!!

AL9I9380_EOS-1D Mark IV



というわけで、R289から約15km。砂利道林道をゆっくりゆっくり進んで・・・到着。
急に開けて、草の陰から見えた!

世界最大のゴム堰は、沢山の霧と水を蓄えてましたよ。
右に見える建屋は管理所です。ゴム堰の大きさがよく分かる。大きい。

AL9I9394_EOS-1D Mark IV



撮影中に雨が止み、徐々に霧が晴れていく。霧がゴム堰を超えてゆっくりと下流へ流れていくのがよく分かる。
裏側に回りこんでみると、みちみちに水が溜まっている様子がよく分かる。


AL9I9448_EOS-1D Mark IV


ゴム堰のアップ。空気で膨らませて水を堰き止めている。
ダムや堰といえば、コンクリートやロックフィルやアースのような土砂というイメージが強かっただけに、初めて見る世界最大のゴム堰は大きな衝撃。

AL9I9428_EOS-1D Mark IV


帰り際に大分霧が晴れたので一枚。

AL9I9416_EOS-1D Mark IV


※トヨタ アイシスというよくある一般的な車で行っていますが、道のりはかなり厳しいです。携帯の電波も通じませんので、アクシデントがあったらかなりまずい状況になると思います。訪問の際は自己責任でどうぞ。