- 淀川水系/宇陀川/奈良県
- 形式:重力式コンクリートダム
- 堤高:63.5m
- 堤頂長:175m
- ダム湖名:室生湖
- 用途:洪水調節/不特定・河川維持用水/上水道用水
- 着工:1966年/竣工:1973年
右岸側道路より |
天端 |
諸元 |
右岸側には諸元が。
なんとも古さを感じさせる。
ダム湖 |
空も湖面も綺麗で良い見学日和だ!
見学会は結構前から決まってたので不安だったんですけどね。
良かった良かった。
左岸側より |
下では利水放流が。結構な水量があるようで、ここからでも轟音が聞こえてくる。
天端からゲート横のエレベーターへ。僕は丁度ゲートの真上にあたる位置から写真を撮ってますよ。
今回の見学会はちょっと特殊で、中学生から大学生くらいまでの女の子がたくさん。
まさかダムでこんな光景が見られる日が来るとは・・・。
→の写真見てこれ。
天端とゲートの隙間からダム湖が見える。なかなか見られない光景だ。
コレしか隙間が無いなんてなー!
定礎石 |
エレベーターを下りると・・・
なんと定礎石が鎮座しておりました。
ダム内部に定礎石が置いてあるのは初めて見た。
なんでまたこんな所に・・・。殆どの人が見えないじゃないか。
エレベーター出口の左側にはこんなものが。
こういうのは普段から見える所に設置して欲しい!
というわけでここでいつでも見えるように、ちゃんと撮っておかないと。
ダム内部ではこんな階段を昇ったり下りたり。
まさにダンジョン。
探検って感じがする。
そして最後に扉を出ると・・・!!
室生ダム直下より |
このアングルで見られる日を待ってたよ!!
この写真、超広角レンズで撮ってます。
それでもいっぱいになる程、ダムに近いトコロから。
堤体の迫力と、利水放流の轟音と水しぶきと、
ううん、たまらん。
他の見学者からも歓声があがる。
そりゃ声も出ちゃうよね!!
かっこいいなー。
すぐ脇の建屋に入ると、利水放流バルブ室。
上の写真で放流している管はここから来ているんですよ。
あみあみの足場の下を覗くと・・・
轟音で流れる水が!!
これが「ホロージェットバルブ」っていうものですね。
構造とかは水力発電ドットコムさんのページを見て下さい。
直径900mmの管から水が飛び出すわけです。
水が着水しているトコロは「減勢池」というもので、水のクッションで飛んでくる水の勢いを落として、設備が削れたり下流へ水の勢いがそのままで流れる事がないようにしています。
開閉速度は分速37mm。一気にドカっと開くことは出来ません。
室生ダム |
副ダムを越流する水の水紋が綺麗。ダムも空も映えてなかなか良い時に見学させてもらえました。
ダム愛好家としては大満足の見学コースでしたよ。
では最後に動画を。