2014/05/25

ちょいと奈良俣ダムの点検放流に行ってきた。

矢木沢ダムの点検放流に引き続き、奈良俣ダムの点検放流も見てきました。


はい。いきなり放流している写真です。


奈良俣ダムの非常用洪水吐は越流式で、水位が高くなると自然と溢れてしまうからです。



奈良俣ダムの非常用洪水吐の高さはEL888.00m(ELは標高の事)です。
川の防災情報で奈良俣ダムの水位をチェックして888.00m以上なら、まず間違いなく最初の写真のように越流しているので、放流を高確率で見られるチャンスでもあります。
特に4月後半~5月半ばは融雪のために水位が高く、越流している事が多いですね。
今冬は雪が多かったので、ダムへ流れこむ水も多いようです。



なにげに今まで奈良俣ダムの融雪放流も見たことが無かったので、点検放流と融雪放流が一緒に見られて幸運です。
水紋が実に美しい。


洪水吐のすぐ下に橋があるので、正面からも眺められます。


あーなんだかこれだけでも結構満足出来そう。


晴れてはいたけど雲も多めで、ダムの表情もころころ変わってましたね。
天候もバッチリ、これはもう点検放流が始まるのが待ち遠しい限り。

とはいえまだまだ時間があるので少し散策です。
奈良俣ダムにはダムの堤体に700段の階段がついていて堤体を登って上までいけます。
さすがにそんな時間は無いので遊歩道を少し進んで……


大きな大きなロックフィルダムの堤体が目前に。


↑はマウスでドラッグすればぐりぐり動かせます。
どんな所へ行けるかよく分かるでしょう。

ダムをたっぷり感じ取れるところも奈良俣ダムの魅力ですね。


点検放流開始直前になり直下へ戻ります。


すでに橋には人だらけ。最前列は場所取りのためか座り込んでいる人も。


僕はここから。
ここもすでに人がたくさん。

矢木沢ダムの点検放流と同様にサイレンが鳴り響いて……


きたー!!


じわじわと!!


水が!!!


迫ってくる!!!


ダムが大きすぎてゆっくりに見えるだけで、実際は結構早いです。


そして減勢池まで到達。


奈良俣ダムの点検放流は僕も動画を撮っていたのでこちらも。


点検放流の水紋も綺麗!
直下では歓声がたくさんあがってました。 矢木沢ダムよりも落ち着いた放流なので、来訪者のも余裕が見られます。


橋の上は人がたくさん。ぎゅうぎゅうの様子だったので、僕は行かずに引きの絵を撮りに移動。


美しい。 奈良俣ダムの白い堤体に点検放流の白い水。映えますね。


いやーほんとに良いなー。美しいなー。


矢木沢ダム程は水量で大きく変化しないだろうと思い、この後は天端へ移動。


天端にも人がたくさん。


常用洪水吐からの放流。


ゲートの真上から。 美しい放流ですが、ゲートでは轟音が鳴り響いてます。水の流れも結構激しい。

左岸からダムを。 パノラマで撮ったら曲がって写ってちょっとおもしろい。


天端からダム湖を望む。うーん、いい天気。

 
ビュー: 奈良俣ダム天端(撮影: 星野夕陽(ダム愛好家)

高さ158mのロックフィルダムな奈良俣ダムの天端はさすがの広さ。

この後は、知り合いのダム愛好家達とだらだら喋りながら流れ解散になりました。
もちろん放流が終わる最後までいましたけど!

点検放流はまた来年もあるといいなー。このままどんどん来訪者が増えて欲しいですね!