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2019/12/10

ちょいと電源開発の坂本ダムへ行ってきた

今回は奈良県上北山村にある電源開発の坂本ダムへ行ってきました。




坂本ダムへのアクセス

坂本ダムへのルートは3つありましたが、2019/12/8現在1ルートしか通行出来ません


サンギリ林道ルートでの行き方

R169からワーレントラス橋で北山川を渡ります。




橋を渡ったら道なりにまっすぐ。




そのまま進めばサンギリ林道に入ります。



道についてはGoogleストリートビューで全線見る事が出来ます道は離合に気を使う程度には広く全線で舗装されています…が、何よりも道が相当荒れています。




道を横断するグレーチングが外れてるところ、グレーチングが外れた溝に石が詰まっているところ、落石や道路の陥没が多く通行には相当気を使います。ストリートビューは2013年撮影(2019/12現在)のようで時間が経っていますから路面状況については信用しすぎないように。


分岐はサンギリトンネルを抜けた直後に一箇所だけ。右へ曲がります。



落石もグレーチングが外れた溝もサンギリトンネルを抜けた後の方が多かった印象です。
とにかくパンクにだけは気をつけてください。サンギリ林道は携帯の電波が殆ど入りませんので助けを呼ぶ事が出来ません。自分の場合は6人車2台で行きました。

坂本ダム到着



この時は発電所が止まっていたようで貯水池は常時満水位で越流していました。


流木が引っかかっていなければもっときれいな放流が見られた事でしょう。


洪水吐は中央7門と外側4門で越流堤の高さが違うため通常は中央7門の越流しか見られません。これも発電所が止まってたりしないとなかなか見られませんが。全門越流は大規模出水後でもないと見られないでしょう。そんな時に訪問できるかは別ですが。


直下は池原ダムの貯水池ですが、池原ダム貯水池の水位が下がっていたので湖底が見えています。


天端から越流する水を撮影。きれいです。


右岸には慰霊碑がありました。


満々と水を湛える坂本ダム貯水池。いい眺めです。


天端の高欄にはGPSユニットが取り付けられていました。ダムの歪みを計測しているのかな?同じものを東京電力の奈川渡ダムでも見ました。


銘板は撮影しにくいところに…。


堤高103mに対して天端幅は約4m。シンプルでスリムな薄肉アーチは機能美ここに極まれりでした。